念の基本(四大行)
纏(てん)
オーラが拡散しないように体の周囲にとどめる技術。纏を行うと体が頑丈になり、常人より若さを保つことが出来る。絶(ぜつ)
全身の精孔を閉じ、自分の体から発散されるオーラを絶つ技術。気配を絶ったり、疲労回復を行うときに用いられる。練(れん)
体内でオーラを練り精孔を一気に開き、通常以上にオーラを生み出す技術。尚、ハンター同士のスラングで「修行の成果を見せる」ことを「練を見せる」と呼ぶ(その際求められるのは「練」ではなく「発」である)。
「絶」の応用技。自分のオーラを見えにくくする技術。 「凝」を用いても、全ての「隠」を見破ることが出来るとは限らない。(例:天空闘技場でのヒソカの「隠」とキルア・ゴンの「凝」など、力量差が激しい場合)
「練」の応用技。オーラを体の一部に集め、増幅する技術[2]。オーラを集中させた箇所は攻防力が飛躍的に上昇し、その他身体能力も上がる。 打撃の際に手や足に集中させて威力を増したり、首やみぞおちなどの急所に集中させて致命傷を逃れたりと様々な局面で使われる技術だが、通常ただ「凝」と言う場合は、目に集めてオーラを見ることを意味する。熟練者は「凝」で隠されたオーラをも見ることが出来る。 通常はどこか1箇所に「凝」を行うが、熟練した者は複数箇所で同時に「凝」を行う事が出来る。(後述の「流」参照)
「纏」「練」の応用技。体の周囲を覆っているオーラを自分を中心に半径2m以上広げ、1分以上維持する技術。「円」内部にあるモノの位置や形状を肌で感じ取ることができる。 現時点でノブナガ・ゼノ・シルバ・カイト・ネフェルピトー・シャウアプフ・コルトピ(複製したものが円の役割を果たす)が円を使用できることが分かっている。 その広さは個々人によって異なり、達人になると数百m以上に達する場合もあり、ネフェルピトーに至っては(一部だけを伸ばせば)数kmにも及ぶ。ちなみにノブナガは自分の間合いとして必要な半径4mの円が限界である。 通常は本人を中心とした円形にオーラが広がるが、例外もある。コルトピは「コピーした物体の内部およびその表面」が円の範囲であり、ネフェルピトーは自身の意思で円形からアメーバ状に一部分だけを伸ばしたり、円内部に空洞を作ったりする事が可能である。
「纏」「絶」「練」「発」「凝」を複合した応用技。練ったオーラを全て体の一部に集め、特定の部位の攻撃力・防御力を飛躍的に高める技術。「凝」の発展形とも言える。 「凝」による強化との違いは、「絶」を併用してオーラをより強く集中するため、攻防力が桁違いに高いと言う事である。その代わり、オーラを集中していない箇所はオーラが薄くなるのではなく「絶」状態になってしまうため、攻防力は「凝」の時よりもがた落ちする。ゴンはウィングのアドバイスを元に自らこの応用技にたどり着いたため、特に思い入れが強い様子。
「凝」の応用技。オーラを体の各部に意識的に振り分ける技術。 「凝」の項目にあるとおり、「凝」は他の部位の攻防力が落ちるのでリスクを伴う技術である。しかし、未熟な者はオーラを集中させるのに時間がかかったり、力んだ箇所にオーラが集中してしまったり、集中するオーラ量に加減がきかなかったりする。 そうなると「凝」での打撃のつもりが「凝」が間に合わず素手での打撃になってしまったり、相手の攻撃を察知してからでは「凝」での防御が間に合わなかったり、フェイントをかけたつもりが「本命」の方にオーラが集まってしまっていてバレバレだったり、不必要にオーラを浪費してしまったり…と言う問題が起こる。 それらを解決するため、「凝」を素早く行う技術や、「凝」に使うオーラを必要最低限の量でセーブする技術、複数箇所で同時に「凝」を行う技術などが求められる。これらを総称して「流」と呼ぶ。この「流」による攻防力移動は、念能力者同士の戦いにおいて基本であるとともに、奥義でもある。