制約と誓約

念能力を使用する際に、あらかじめ制約(ルール)を決めて、それを遵守すると心に誓う。その制約が厳しいほど、使う技は爆発的な威力を発揮する。しかし、厳しい制約はイコール破ったときのリスクの厳しさでもあり、誓約を破ればその反動で能力やその者の命すら失う危険性がある。顕著な例として、クラピカの束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)という能力がある。

また、強力な能力ほど発動条件や踏まなければならない手順が複雑になる傾向がある。このパターンの場合は破ったときのリスクが付くことは少ないが、その分条件が格段に厳しい場合が多い。例として、ゲンスルーは条件無しで掴めば何でも爆破出来る「一握りの火薬」に対し、「相手に触れてボマーという」「対象の前で能力の説明をする」「6000カウント経過するor仲間と指を合わせてリリースと言う」の3つのステップを付け加えた「命の音」の威力はおよそ10倍にも跳ね上がる。

キメラアント編ではこの「使い勝手を悪くすることで能力を強化する」という制約が多くなる。ナックルの「天上不知唯我独損」に至っては「相手の反撃をかわしつつ敢えてオーラを与える」という条件で30日間強制的に相手を絶の状態にするという能力を実現している。

個別能力

能力使用者の個性が色濃く反映される特殊能力。例えば「物を具現化する」という意識が強いとその能力が目覚める。これは自分の系統と異なる場合でも目覚めることがあり、自分の系統と一致すればより強い能力となる。これは気持ちで能力の強弱が決まるため、好戦的である方が強い(=戦闘向きな)能力に目覚めることが多い。